看護師 残業時間の平均について






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看護師の残業時間 平均ってどのくらい?

 

少し古い話になりますが、2008年に2人の看護師が過労死と認定されました。それまでにも看護協会は看護師の労働環境の改善を国に求めていましたが、この事件以降、運動を更に強化しています。

 

といっても、実際残業がなくなったわけではありません。各施設により差はあれど、看護師の職種はまだまだ残業の多い、かつ夜勤の多い過酷な仕事であるといえるでしょう。

   

夜勤のできる人は、独身者か家庭環境の整っている人に限ります。必然的に日勤での残業を引き受けることにもなります。パート職員が15時や17時で上がることができるのも、残りの仕事をこなしてくれるスタッフがいるからです。そして、これらのスタッフには夜勤も重なり負担が重くなっているのです。

   

2010年に看護協会が協会員10000人にアンケートを行い、有効回答を得た2200人のデータによると、10~40時間までの時間外労働を行っている看護師を合計すると、20代では58.6%で、30代では57%という結果が出ています、中にはいまだに「過労死危険レベル」とされる60時間を超える人も2.7%います。

 

休日出勤なしと考え、1か月の勤務日数を20日とすると、1日1~2時間の残業は当たり前になっている計算になりますね。逆に10時間未満という答えも30%程います。10時間というのは、1日にすると30分未満ですから、これは専門職としては当然といっていい範囲でしょう。ですから、どの職場も残業が当たり前というわけではありませんが、残業体質の病院を選んでしまうと、1日2時間以上の残業が当たり前になってしまうということです。

   

夕方から夜にかけての2時間は大きいですよ。17時に仕事が終わるか19時に終わるかで、子供の保育園の迎えや夕飯の支度ができるかの違いになりますから。上の結果からすると、これらのサポートがないと働けないという考え方もできるのではないでしょうか。

   

残業は時には仕方のないものです。専門職ですから、急変や緊急入院や緊急転院というものはあるでしょう。ですが、残業が慢性的になってしまっては困ります。必ず家庭に影響します。そのようなハードワークをこなしてくれる人がいることを忘れてはいけませんが、自分がその環境に身を置く必要はありません。  人材紹介会社に自分の条件を伝えると、無理ない範囲でできる仕事を探してもらうことができます。ただし、その際には必ず周囲の条件や状況を確認してもらいましょう。どこまで本当に答えてくれるかはわかりませんが、毎日残業3時間している部署で、自分だけ契約通りに17時で帰宅することができますか?実際には難しいでしょう。勤務する場所はそれだけ慎重に選びたいですね。

 

参考資料:日本看護協会 2010年病院看護職の夜勤・交代勤務等実態調査
    http://www.nurse.or.jp/nursing/practice/shuroanzen/jikan/02_05.html